Salzburg Altstadt: UNESCO Old Town
Salzburg · 8スポット · ~65 min · 2.5 km
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この順路で歩きます
1. Salzburg Cathedral
ザルツブルク旧市街へようこそ。まずは、目の前にあるザルツブルク大聖堂をご覧くださいここに立ち、聖ルペルトと聖ウェルギリウスに捧げられた、初期バロック建築のこの見事な傑作を眺めてみてください。顔を上げれば、ひときわ目を引く高さ71メートルのドームと、天に向かって79そびえ立つ双塔が視界に飛び込んできます。ウンタースベルク大理石のみで造られた重厚なファサードが、柔らかな陽光を受けて美しく輝いているのにお気づきでしょうか。ここはザルツブルクの精神的中心地であり、大司教の歴史的な座所です。何世紀もの間、ここでは宗教的権威と文化への庇護が交差し溶け合い、街全体の運命を形作ってきたのです。それでは、幾重にも重なる時を遡る旅に出かけましょう。この神聖な場所に建てられた最初の聖堂は、西暦774年、古代ローマの街の遺跡の上に聖ウェルギリウスによって建てられたものにさかのぼります。火災の後の1181年に再建され、さらに1598年の壊滅的な火災を経て、現在ご覧いただいている建物が1628年に完成しました。これにより、アルプスの北側に建てられた記念碑的なバロック教会のなかでも、極めて初期のものの一つとなりました。大司教ヴォルフ・ディートリヒ・フォン・ライテナウのもとで大聖堂は完全に再建され、現在のような息をのむ姿へと生まれ変わりました。お時間の許すときに一歩足を踏み入れてみてください。内部には5つの素晴らしいオルガンがあり、その荘厳な空間には息をのむような音色が満ちています。この場所が持つ圧倒的な歴史の重みに、しばしば思いを馳せてみてください。まさにこの大聖堂には、1756年1月28日に伝説の音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが洗礼を受けた、歴史ある洗礼盤が今も大切に保管されています。この石畳の床を歩んできた、何世代もの地元の人々、大司教、そして芸術家たちの姿に思いを馳せてみてください。さあ、大聖堂の扉を背にして、旧市街の威厳ある政治の中心地へと、少しばかり歩みを進めましょう。
2. Residenz Palace (Residenzgalerie Salzburg)
レジデンツ宮殿へようこそ。どうぞそこに立ち、ザルツブルクの歴史ある旧市街(アルトシュタット)の、ドーム広場とレジデンツ広場に広がるこの壮大で広大な宮殿群を見渡してみてください。ここは、16世紀の終わりから300年以上にわたり、ザルツブルクを統治した大司教たちの主たる住居として使われた贅沢な宮殿です。1120年頃に初めてその名が記録に登場するザルツブルクの大司教たちは、この巨大な宮殿を利用して、自らの絶大な政治的地位を世界に誇示し、象徴しました。広場に立ちながら、1661年に完成した見事な噴水に目を向けてみてください。ここは中欧全体で最大規模を誇るバロック様式の噴水です。この壮麗な建築と都市芸術は、宗教的権力と世俗的権力の完全な融合を物語っています。こうした結びつきにより、ザルツブルクは神聖ローマ帝国内でありながら、統治者が教会と国家の双方を支配する主権を持った独立した小国となったのです。もし今日、宮殿の扉を開けて中へ一歩足を踏み入れれば、3つの印象的な階にまたがる、驚くべき180もの部屋が広がっていることに気づくでしょう。その中でもカラビニエーリの間は、ヨハン・ミヒャエル・ロットマイヤーによって描かれた息をのむような天井画を誇り、当時の手厚い芸術保護の証となっています。現在、ザルツブルクのレジデンツ宮殿には「レジデンツギャラリー」として知られる素晴らしい美術館が入っており、市内でもひときわ印象的で多くの人が訪れる観光名所となっています。この広場を囲む建物の圧倒的なスケールをしばし肌で感じながら、かつてこの石畳を埋め尽くしていた馬車や貴族、衛兵たちの姿を思い浮かべてみてください。ザルツブルクの豊かな文化の歴史を巡る散策を続ける準備ができたら、私たちの目の前に広がるオープンな広場へと視線を向けてください。
3. Mozartplatz
モーツァルト広場へようこそ。ザルツブルクの歴史地区、優美な建築物に囲まれたこの魅力的で開放的な広場を見渡し、しばしその空気に浸ってみてください。
広場の中央へと目を向けると、1842年に建立されたひときわ目を引くブロンズ像が自然と視線を捉えます。この印象的なモニュメントは、ザルツブルクがすでにこの音楽の天才との深い絆を巧みにアピールしていた時代に、同地が生んだ最も有名な息子である作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトを称えるために建てられました。その盛大な除幕式には、バイエルン国王ルードヴィヒ1世自らも足を運んでいます。
彫刻家ルードヴィヒ・シュヴァーンターラーによって見事に作り上げられたこの像は、当時の正装に身を包み、自らの名を冠した広場を永遠に見守るモーツァルトの姿をとらえています。もともとこの広場は「ミヒャエル広場」と呼ばれていましたが、かの偉大な作曲家をたたえて改称されました。
モーツァルト広場は、ひとりの伝説的な人物を中心に街全体が文化的・経済的アイデンティティを築き上げ、歴史的遺産を見事な戦略へと昇華させたことの象徴であると言えます。周囲の建物が織りなす新古典主義の美しいライン、ファサードの温かみのある色彩、そして今なお活気にあふれる広場のエネルギーを肌で感じてみてください。ここは足を止めて街のざわめきに耳を傾け、音楽がいかにザルツブルクの石畳の隅々にまで深く染み込んでいるかを味わうのに、これ以上ないほど素晴らしい場所です。
それではここから、古都ザルツブルクの日常の鼓動が今も息づく歴史ある市場へと、少しばかり歩みを進めましょう。
4. Alter Markt
アルター・マルクトへようこそ。13世紀にまで遡る、ザルツブルクで最も古い歴史を持つ賑やかな商業の中心地を見渡してみてください。何百年もの間、この広場は旧市街の真の商業の中心地として機能し、商人やトレーダー、市民が集まって品物やニュースを交わしてきました。歴史あるファサードの数々に目を向ければ、ロマネスク様式からバロック様式に至るまで、見事な建築様式の融合に気づくことでしょう。フロリアンの泉を探し、かつて宮廷薬局が入っていた建物に目を向けてみてください。それぞれが何世紀もの地元の歴史を宿しています。しかし、この広場で最も有名な存在といえば、何と言っても1700年創業の「カフェ・トマセリ」でしょう。現在も営業を続けるオーストリア最古のコーヒーハウスという誇り高き称号を持っています。カフェ文化は中欧のアイデンティティを支える基本的な柱であり、18世紀以来、コーヒーハウスが大切に育んできた、会話やアイデアの交換、そして人々が繋がるための活気ある空間となっています。過去300年にわたり、まさにこのテーブルに座ってきた芸術家や知識人、そして市民たちの姿に思いを馳せてみてください。また、ザルツブルクの豊かな文化・演劇の伝統は、クラシック音楽にとどまらず、現代の舞台にも深く根ざしていることは特筆すべき点です。1999年以降、名門ブルク劇場の常任劇団員として活躍した著名なオーストリア人俳優ペーター・ジモニシェックのような人物も、有名なザルツブルク音楽祭にたびたび出演し、伝統劇『イェーダーマン』で何度も主役を演じました。この市場広場の活気ある空気を大きく吸い込み、準備ができたら、中世の入り組んだ路地を通って、この街で最も有名な住所へと私についてきてください。
5. Mozart's Birthplace
モーツァルトの生家へようこそ。ゲトライデガッセのこの場所に立ち、9番地の鮮やかな黄色のファサードを見上げてみてください。ここは18世紀のザルツブルクの典型的な中産階級の町家であり、音楽史において類まれなる重要な場所です。1756年1月27日、まさにこの建物の中でヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは誕生しました。彼は、ザルツブルク宮廷楽団で音楽家として働いていた父レオポルト・モーツァルトの7番目の子供でした。モーツァルト一家は1747年から1773年に至るまでこの家の3階に居住し、幼いヴォルフガングは17歳になるまでまさにここで暮らしていました。現在、建物全体が魅力的な記念館となっており、オリジナルの楽器や家族の手紙、子供の頃の持ち物が展示され、天才作曲家の幼少期を生き生きと伝えています。この生家は、モーツァルトの死後間もなく世界中の音楽愛好家たちの憧れの巡礼地となり、一人のきらめく生涯が街の世界的なアイデンティティをいかに完全に塗り替えてしまうかを証明しています。しばし足を止め、この6階建ての建物を見つめながら、3階の部屋でヴァイオリンの練習に励む幼いヴォルフガングに思いを馳せてみてください。窓からは、通りを行き交う賑やかな喧騒が漂い込んできただろうに違いありません。ここは、賑やかな都会の真ん中にたたずむ、過去への心揺さぶる絆なのです。この歴史的な玄関口から、かつてモーツァルトが子供の頃に遊んだまさにその通りを歩み続けましょう。
6. Getreidegasse
ゲトライデガッセへようこそ。1996年以来ユネスコ世界遺産に登録されているザルツブルクの旧市街(アルトシュタット)で、ひと際狭く、賑わいを見せるこの有名なショッピング通りを、まずは少し見渡してみてください。ここは街で最も古く、最も重要な通りの一つであり、歴史的には旧市街と川の渡し場を結ぶ極めて重要な連絡路として機能してきました。歩きながら、通りの両側に並び立つ高いゴシック様式の建物を見上げ、そのファサードから突き出た、美しく装飾された見事な鉄製のギルド看板に目を向けてみてください。これらの精巧な金属製の看板は、中世のギルドの伝統を今に伝える生きた遺物です。ほとんどの人が全く文字を読めなかった時代、こうした入り組んだ視覚的シンボルは、通りかかるすべての人々に商いや店のエッセンスを伝えていたのです。今日ではその役割は主に装飾的で愛らしいものとなっていますが、かつては都市のインフラに欠かせない重要な要素でした。また、地元で「ドゥルフホイザー(Durchhäuser)」として知られる独特の通り抜け通路にも注目してください。これらはゲトライデガッセと、その裏手を走る平行な通りとをつなぐものです。これは、密集した都市において移動の利便性と空間を最大限に確保するために考案された、中世の巧妙な都市計画の解決策でした。このゲトライデガッセでの一歩一歩が、見事な建築と活気あふる現代のショップに彩られた、何世紀もの商業の歴史の中を歩む旅となります。この歴史ある通りの生き生きとしたエネルギーを満喫したら、準備ができたところで、川を渡って北側の美しい王宮庭園へと向かいましょう。
7. Mirabell Gardens (Schloss Mirabell)
ミラベル庭園へようこそ。どうぞここに立って、ザルツブルクで最も息をのむほど美しく、そして最も多くの写真に収められてきた景色をご堪能ください。緻密にデザインされたバロック様式の庭園の向こうに、壮麗なホーエンザルツブルク城塞が遠くそびえ立っています。ミラベル宮殿とその周辺の庭園は登録文化財であり、ユネスコ世界遺産「ザルツブルク歴史地区」の不可欠な一部をなしています。この見事な庭園は、もともと1690年に大司教ヨハン・エルンスト・フォン・トゥーンによって造営され、その後1730年にフランツ・アントン・ダンライターによって改設計されました。周りを見渡すと、幾何学模様の花壇、完璧に刈り込まれた生垣、そして印象的な神話の彫像といった、古典的なバロック庭園の意匠が目を引きます。ペガサスの噴水が、この景観の壮大な中心軸をしっかりと支えているのにお気づきでしょう。これらの庭園には何世紀にもわたる王室の歴史がありますが、20世紀に入ると、1965年の名作ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』の愛すべきロケ地として世界的な名声を博すことになりました。今日、庭園はこの映画の映画的遺産と永遠に結びついており、大衆文化が歴史的遺産にまったく新しい意味の層を重ね合わせ、世界各地から訪れる多様な人々にとっての新たな巡礼路を生み出している好例となっています。砂利道をゆっくりと散策し、花の香りを胸いっぱいに吸い込み、街の上にそびえ立つ城塞の素晴らしい眺めをお楽しみください。散策を終える準備ができましたら、すぐ近くにある、静寂に包まれた歴史ある静かな休息の地へと向かいましょう。
8. St. Sebastian Cemetery
聖セバスティアン墓地へようこそ。門をくぐり、1595年に創設されたこの美しいルネサンス様式の墓地が放つ、静寂と追想の雰囲気を肌で感じてみてください。ここはザルツブルクで最も魅惑的で趣のある墓地の一つであり、古典的なイタリア・ルネサンス様式で設計され、神聖な墓地を囲む優雅なアーケードが特徴です。墓地群の中央には、ひときわ目を引く美しき円形ドーム建築のガブリエル礼拝堂があります。このような墓地建築は、かつての社会がどのように死者を敬い、どの人生や遺産が永遠の記念碑として称えられるべきだと考えていたのかを深く垣間見せてくれます。ここにおける文化財保護とは、宮殿や教会だけでなく、歴史的偉人たちの眠る最終地をも包含しているのです。聖セバスティアン墓地は、モーツァルトゆかりの著名な人々の墓があるため、音楽史においても極めて重要な意味を持っています。最も有名なところでは、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの父レオポルト・モーツァルトがここに眠っており、モーツァルトの妻コンスタンツェやその家族も一緒に眠っています。アーケードの下を静かに歩き、石壁に刻まれた古い碑文を読みながら、この神聖な場所で安らぎを得てきた何世代ものザルツブルク市民の営みに思いを馳せてみてください。これをもって、歴史あるザルツブルク旧市街をめぐる私たちの旅は終わりとなります。時を超越したこの街にこだまする音楽、芸術、そして物語とのより深い結びつきを胸に抱いていただけたことでしょう。